自分さえ退けばPRIDEはまた地上波放映が復活するのではないか。愛するPRIDEに付いたダーティ・イメージを払拭するため、先日榊原社長が退陣した。だがはたしてその願いどおりにことが運ぶのだろうか? これに関連したことが前田日明オフィシャル・ブログで触れていたので、軽く考察してみたい。
「PRIDEの3つの運営会社」の関わり!?
前田日明オフィシャル・ブログには、専門誌では書かれていないこと、お目にかかれないことが書かれてあった。UFCは「対抗戦と言う興行的なギミックでの運営をし、面白みの無く成った時点で吸収すると言う、これまた頭のいい方法で興行戦略を立てている」
ということ。また「某氏」
が「事実上のオーナーであったPRIDEの3つの運営会社」
のうちの片一方から手を引くだけで、実際は「華麗なお友達人脈が陰で関わる事」
は、なくなるのかどうかということだ。
特に後者については、地上波放映復活に大きく関わる問題であるから、放映を検討している地上波TV局(一説にはFテレビ)は念入りに調査するべきだ。「もう反社会勢力とは関わっていないだろう」ということで放映を開始したはいいが、「反社会勢力が依然としてバックに付いてました。知らずにまた放映して済みません」では済まされないからだ。
前田日明の逆説的表現とその意図するところ
あと前田日明オフィシャル・ブログ文末には「PRIDEの地上波復活を祈る」
と書かれてあるが、これはもちろん前田日明の本意ではない。これは当然、前田日明の逆説的な言い回しと捉えるべきだ。しかしなぜこういうことを書いたのだろうか。
ここからはあくまでも私の推測だが、地上波放映を検討しているFテレビは、前述のとおり「もうPRIDEは100%クリーンだ」と考えているのではないだろうか。それゆえにこうした状況を憂慮した前田日明が逆説的に取り上げたという解釈も成り立つような気がしてならない。
そういったことから判断すると、PRIDEの地上波放映の復活は、現在のところ全くゼロとは言えない状況なのかもしれない。
それにしても実際、どのような心境で書いたんですか、前田日明兄さん!