ウルティモドラゴンの危機管理 ~5.13ドラゴマニア(Dragomania)・鈴木みのる対策~

4.30全日本プロレス愛知大会での王座防衛後、全日本プロレスと決別した鈴木みのるマット界を我が物顔で振舞うその鈴木みのるの次なる戦場は、ウルティモドラゴンのドラゴマニア(=Dragomania、闘龍門主催)に決まった。ミル・マスカラスの仮面狩りまで宣言した鈴木みのるに対し、迎え撃つウルティモドラゴンはどのような対策を講じているのか!

「プロモーター」が欲しがる鈴木みのる

5.2に闘龍門・ウルティモドラゴンより、ドラゴマニア(=Dragomania、5.13アレナ・メヒコ、メキシコシティー)開催の会見があった。その会見では、「鈴木みのる、高山善廣、SUWA、ウルティモ・ゲレーロ VS ウルティモドラゴン、ミル・マスカラス、ミスティコ、岡田かずちか」のメイン8人タッグ戦を発表。ウルティモドラゴンは自身のブログの中で「ルチャドール、ウルティモとしては絶対に呼びたくない選手だけど、プロモーターの目で見ると本当に魅力的な選手だからね・・・。」と、鈴木みのる参戦の経緯を綴っている。鈴木みのるは、「プロモーター」からみると欲しくてたまらない存在なのだ。

「何かをしでかしそう」な鈴木みのる

そんな魅力的選手の鈴木みのるは、今回ミル・マスカラスの仮面狩りを宣言した。これは興行を盛り上げる発言にとれる反面、本当にしでかしそうな予感も漂う。プロレスの試合でありながら、予定調和的な雰囲気を壊すかもしれない。そういった悪態ぶりもチラつかせたりするのが、プロレスラー・鈴木みのるなのだ。

今年3月のリアルジャパン・プロレスでもその「何かをしでかしそう」なオーラが鈴木みのるには漂っていた。それを事前に佐山サトル(初代タイガーマスク)は察知したのか、小林邦昭をセコンドに付けた。付けたというより付けざるを得なかったのかもしれない。万が一、鈴木みのるに予定調和を壊された場合を想定して…。

ウルティモドラゴンの鈴木みのる対策とは

予定調和を破壊しかねない前歴(!?)が鈴木みのるにはあるので、ウルティモドラゴンも100%楽観視はしていないだろう。丸っきり手を打たない訳がないはず。一体それは何だろうと、あらためて8人タッグ・マッチのメンバーを見てみると…。

おお、あった! 今回が正真正銘の引退試合となる愛弟子・SUWAが師匠・ウルティモドラゴンと同じタッグ・チームでなく、敵の鈴木みのるのタッグ・チームだ。もしプロレスに支障をきたす事態が生じた場合、SUWAがタッチを拒んでリングに出ずっぱりということも可能だ。まあ、実際は非常事態にならないと思われるが、万が一の場合は、弟子のSUWAがスクランブル発進するとみた。3月のリアルジャパン・プロレスにおける佐山サトル(初代タイガーマスク)の場合の小林邦昭にあたるのが、ウルティモドラゴンの場合はSUWAなのだ。

駆け引きも含めてプロレスラー

“着地点”が決まっていたとしても、“瞬間最大風速”を記録する場面があるかもしれない。そんなことも考えて日々プロレスラーは対戦したり、そのための態勢を予め整えたりしてるのだろう。またもちろんそんなことは百も承知で、鈴木みのるみたいに大口を叩いたり、吹っかけたりすることもあるだろう。表には出にくい駆け引きのこなし方も含めてプロレスラーなのだと思う。