猪木IGF(イノキゲノムフェデレーション)の”ヤミ鍋”は美味いのか?

文:雷電(=ライディーン。当ブログ『マット界キャプチュード!』 スーパー・バイザー1号)

今週金曜日両国国技館での旗揚げ戦を前に、特リンでの座布団サービス中止(消防法の関係で)、現時点でのカード未決定など、いまだドタバタの猪木IGF。しかしこのドタバタ混乱振りが、かえってこの興行への興味を増幅させているのだから、おかしなものです。今回はこの猪木IGFを、鍋の季節ではないですが、独自の「プロレス興行=鍋料理」論で語ってみます!

プロレス興行=鍋!

スーパーやコンビニで売ってる器がアルミホイルの鍋、ありますよね? あれを首都圏のプロレス興行会場である後楽園ホールと思って下さい。で同じアルミホイルの器でも、様々な具材や味付けの鍋が並んでます。これらの鍋を現在のマット界に置き換えてみます。

これら鍋の中で一番人気なのが、新鮮な具材と若者向けの味付けにした鍋がウリのドラゲー(ドラゴンゲート)かな、と。その味も飽きられぬよう変えてみたり(選手のキャラ変えやユニットの組み替え)、期間限定でスペシャルな具材(フリー選手や他団体の大物…今だとライガー)を入れてみたり、てな感じですかね。

一方のいわゆるメジャー団体はというと、やっぱ店を持ってそこで鍋料理を出してるって感じでしょうか。 ただマット界が不景気で、店の客入りも芳しくないので、レッスルランドやSEM(プロレスリング・セム)といったコンビニ向けの鍋も出してますが…。

こちらも例えるなら、一番の老舗で斬新なメニューがウリだったのに、創業者(猪木)が隠居して有力な後継ぎも独立し、暖簾の勢いがかつてと比べ落ちてるのが新日本プロレス。店は二番目に古いけど、他店から来た料理人(=武藤敬司)によって味付けもメニューも全く別物に刷新され、でも屋号はそのままってのが全日本プロレス。その全日本プロレスから独立した料理人(三沢光晴)が新しく興した店で、味付けとメニューは昔の全日本プロレスのままで、今一番の人気店ってのがNOAH(プロレスリング・ノア。以下文中表記はNOAH)ですかね。

鍋料理常連客(=プロレスファン)のこだわり

\r\nさらに鍋料理常連客(=プロレスファン)について言うと、味や食材にこだわり、それが少しでも変わると(他団体選手の参戦があると)、強い拒絶反応を示す傾向があるのがNOAH(旧全日本プロレス)系、常に刺激を求め、味やメニューの変化も受け入れられる傾向があるのが、新日本プロレス系ではないでしょうか。

オイラの場合は、今風の味付けにイマイチ納得がいかず、昔の良き味を求めて、コンビニの店頭に並ぶ“無我ワールド鍋”や“リアルジャパン・プロレス鍋”を買っている。そんな昭和の新日本プロレスなんです!

猪木IGFの“ヤミ鍋”に期待は膨らむ

ここまでを整理しますと、1.食材(=選手)、2.味付け(=マッチメーク)、3.料理人(=団体の長、仕掛人等)の3拍子が揃い、どれだけデカい鍋(=会場)でどれだけ多くの客を満足させることが出来るか? これこそがマット界における“熱のある興行”を生み出すカギではないかと思うのですが、如何でしょうか? 

そう考えると今回の猪木IGF旗揚げ戦はというと、料理人は一流(猪木)。鍋はデカい(両国国技館)。味付けは未知数ですが、猪木(新日本プロレス)系の味付けは基本的には“ヤミ鍋”なので、このままの方がむしろ興行的には◎かも。

そして一番の問題が食材(=選手)! 何が問題かというと、今回の猪木IGFの食材(=選手)は輸入品(=外国人レスラー)が多いので、ちゃんと期日までに調達できるのかが心配なのです!

そんなこんなで実際に食してみないと、美味いかわからない、本当に“ヤミ鍋”みたいな猪木IGFですが、しかし期待感は膨らむ一方なのであります。