小川直也の主戦場って今後はどこなんだ?

日本中央競馬会(JRA)の職を投げ打って、鳴り物入りでマット界にやって来た小川直也。プロレスと総合格闘技を股にかけて暴れた後は、ハッスルを主戦場に。現在は、6.29両国国技館で旗揚げの猪木新団体・IGFへの参戦が決定し、日本人エースとしての期待がかかる。しかし今後もIGFに常時参戦するかどうかはちょっと怪しい。そんなマット界での方向性が見えづらい小川直也の、今後の取るべき道を探ってみる。

強敵外国人ばかりのIGF

猪木の新団体IGFには、小川直也が参戦するのではないか。そんな噂がマット界を駆け抜けた。そしてその噂どおり小川直也のIGF参戦が決定。かつてのUFO(Universal Fighting Arts Organization。以下文中表記はUFO)を彷彿させるような猪木と小川直也の“師弟コンビ”復活となった。

だが今回のIGFは、以前のUFOと大きく異なる点がある。それは外国人レスラーが強敵揃いということだ。ブロック・レスナー(Brock Edward Lesnar)、カート・アングル(Kurt Angle)、ジョシュ・バーネット(Josh Barnett)といったマット界屈指の錚々たるメンバー。いかに小川直也といえども、彼らを倒すのは容易ではない。いや容易でないどころか下手すれば小川直也が負けてしまう可能性すらある相手ばかりなのだ。

ハッスルからIGF、戦線拡大する小川直也

現在の小川直也の主戦場はご存知の通りハッスルだ。ハッスルにおいては試合に負けても、通常のプロレスや総合格闘技のそれとは異なり、プロレスラーのイメージ・ダウンにはならない。反対の言い方をすれば、イメージ・ダウンにならないから、いとも簡単に負けることもあるのだ。旬の事例だとHGに負けた天龍源一郎がまさにこれ。

こうした勝負論に重きを置いてないかのような戦いに、小川直也が飽きたとしても決して不思議ではない。あまり勝ち負けにこだわらぬエンターテインメントもいいが、「下手すれば負けてしまう可能性すらある」シビアなプロレスもまたやってみたい。元来柔道というシビアな世界に身を置いていた小川直也が、ハッスルからIGFに戦いの場を広げるのは、ごく自然な成り行きと思われる。

小川直也は常勝エースになれない!?

しかしここに来て、ハッスルから離脱せぬとの情報も。小川直也はてっきりIGFの日本人エースとして、旗揚げ戦後もIGFにどっぷり浸かるんだろな~、と思っていただけに、この背景には何やらあるのではないか。

やはり前述の通り、強敵外国人揃いだから、いくら小川直也が期待の日本人エースであっても、常勝できる確信がない。そう小川直也自身が判断したのかもしれない。IGFにどっぷり浸かったがために、プロレスラーとしてのステイタスが堕ちた。こんなリスクは避けたいのかもしれない。それゆえのハッスル離脱撤回であり、IGFにず~っとどっぷり浸かるのは、現時点で不確定なのだ。

小川直也の取るべき進路は?

PRIDEでヒョードルに負けるまでは、小川直也最強説が健在だった。もちろん現在でも小川直也のことを誰も弱いとは思わないし、今後もプロレス・総合格闘技を問わず、強さを標榜するリングで活躍してほしいとファンは思っているはず。

そうなると小川直也の取るべき進路は、ファンの期待する道、応援する道なのではないか。ハッスルとの二股もいいが、やはり主戦場はIGF一本で、強敵外国人らと戦うのが今後のマット界における小川直也の進路なのではないか。私は小川直也が果敢に強敵に挑戦してゆく姿を観てみたい!