IGF(イノキゲノムフェデレーション)には「W」がないからこそ…

第2弾興行を直前に控えたIGF(イノキゲノムフェデレーション)。今回の参戦予定メンバーは、以前の当ブログでも述べたように、プロ格を実践できそうな選手で固めてきた。常に「プロレスとは戦いだ」と主張してきた猪木からすれば、頼もしいメンバーと言える。しかしプロ格的な戦いは、一歩間違えば総合格闘技とプロレスの間で立ち往生しかねないリスクも潜んでいる。今後第3弾、第4弾と興行を重ねてゆく中で、IGF(イノキゲノムフェデレーション)はどういったビジョンやスタイルを確立してゆくべきなのか。

「猪木の遺伝子」継承はプロレスに限らぬ!?

IGF(イノキゲノムフェデレーション)は直訳すると「猪木遺伝子連盟」。その名のとおり「アントニオ猪木の遺伝子」を継承するような戦いをコンセプトに据えており、メジャー・プロレス団体の名称には付いている「W」がIGF(イノキゲノムフェデレーション)には付いていない。そこでこの団体名に「W」が付いていないことをいいことに、上手く興行的な成功に結びつけられないものだろうか?

アントニオ猪木の遺伝子」を継承するような戦いは、必ずしもプロレスでなければならない、という取り決めはない。「アントニオ猪木の遺伝子」を継承するような戦いであれば、別に総合格闘技の試合であっても問題ないはずだ。ならばIGF(イノキゲノムフェデレーション)の興行の中に総合格闘技の試合を忍ばせておくのも手だと思う。

「待った!」がかかったIGF(イノキゲノムフェデレーション)でのレスナー総合マッチ

実際、IGF(イノキゲノムフェデレーション)旗揚げ戦で総合格闘技の試合を忍ばせるという噂もあった。「ブロック・レスナーVSカート・アングル」がまさしくそれだったのだ。

ただこの時は、ブロック・レスナーはFEGと総合ルールでの試合契約を結んでおり、他団体での総合マッチはご法度だった。それでももしIGF(イノキゲノムフェデレーション)旗揚げ戦において前述のカードで総合マッチが強行されれば、FEGとしては告訴も辞さず、ということだったのだ(『レジャーニューズ』(6.15号 第4471号)1面「レスナーVSアングル 総合マッチ“待った”」)。

ブロック・レスナーがIGF(イノキゲノムフェデレーション)以外にも契約していたため、総合マッチは実現せず、ご承知のとおり「ブロック・レスナーVSカート・アングル」はプロレス・マッチの範疇に収まった。しかし総合マッチを興行の中に忍ばせる手法そのものが否定されたわけではないので、これは今後も使えるし、ぜひとも使って欲しい!

第3弾、第4弾興行には総合マッチを忍ばせろ!

もし総合マッチを忍ばせるなら、予めそのアナウンスはしない方がいいかと思う。何の告知もなく、プロレスの試合が続き、ある試合になったら総合マッチだった。こういう展開だと、じゃあ、この次の試合はプロレス、総合格闘技のどっちだろう、という別の興味が沸いてきて、より楽しめると思う。

IGF(イノキゲノムフェデレーション)への参戦予定選手の中には全盛期を過ぎている選手もいるが、本人の希望によっては総合マッチでも可、という選手もいるはず。ならば総合マッチを忍ばせるべきだ。この手法を直近の9.8日本ガイシホール大会で採用するのは無理かもしれぬが、今後第3弾、第4弾興行を行う際にはぜひとも採用を希望する。そもそも団体名に「W」がないのだから、プロレスじゃない総合マッチをやったっていいのだ!