ZST(ゼスト)はなぜ総合マット界でウケてるのか?

現在、数々の総合格闘技団体やイベントが多くある中で、ZSTは、やたらウケている。旗揚げ後しばらくは、チケット入手はそんなに困難でなかったのだが、ここ最近は発売日にチケットを押さえなかったら、観戦できないということもしばしば。なぜゆえに総合マット界ZSTはウケているのか? そこを私なりに考えてみた。

早速、現在の総合マット界ZSTがウケてる理由として考えられることを列挙してみる。

  1. ZSTの試合は、他の総合格闘技のそれと比べ膠着しにくいから。
  2. 観客が「選手を育てていく」ことができる環境がZSTにはあるから。
  3. ZSTガールが、 他の総合格闘技団体のラウンドガールに比べ愛嬌があるから。
  4. ZSTの女の子の観客は、他の総合格闘技の興行に比べ多い(気がする)から。
  5. ZSTの主要開催場所が、お台場の『Zepp Tokyo』でお洒落な感じがするから。
  6. 前田日明スーパーバイザーが時折ZSTに顔を出すから。

では順番に説明しよう。

1.ZSTの試合は、他の総合格闘技のそれと比べ膠着しにくいから。

ZST公式ルールは、“第1次リングス後期で採用されていたKOKルール(リングス KING OF KINGSルール)に準拠している。両手・両膝のついたグラウンド状態の相手に対する打撃の禁止、グラウンド状態での顔面への打撃の禁止、膠着時のブレイクと、その後のスタンドからの再開等 が特徴であるのはご存知だろう。このルールだと「踏みつけ」や寝技でのKO勝ちがないので、下から相手の脚を絡めとっての関節技、というようなアグレッシブな展開になりやすい。常に絞め技・関節技での一本を意欲的に狙うような試合が多いため膠着しにくいのだ。

2.観客が「選手を育てていく」ことができる環境がZSTにはあるから。

ZSTは旗揚げ当初、出場選手はほぼ全員無名に近かった。しかし今ではキャラが引き立つ選手ばかりだ。それは、前述のアグレッシブな動きが可能なルールの下、選手一人ひとりが個性を発揮し、またそのプロセスをファンが観続けてきたからだ。とりわけ所英男選手は、今では『UNO』のCMに出るまでになった。彼自身の持つ回転体の動きやひたむきさもあるが、ファンの地熱がここまで所英男選手をブレイクさせたと言えよう。

3.ZSTガールが、 他の総合格闘技団体のラウンドガールに比べ愛嬌があるから。

ブログを運営する上でアクセス数を増やすため「キーワードアドバイスツール」なるものを使っているのだが、これに「ZST」と入力すると「ZST」、「ZSTガール」…と結果が表示される。つまりZSTという単語で検索する人の中には、「ZSTガール」を検索する人がかなりいるということなのだ。同様に「PRIDE」も試してみたが、「PRIDE ガール」で検索する人はほとんどいない。いかにZSTガールが噂のとおり業界屈指のラウンドガールかというのがデータ的に見て取れる。実際、小野寺愛ちゃんを初めとする卒業したZSTガールや、現役ZSTガールの吉田早希ちゃん佐藤けいこちゃんは、皆愛嬌があり、親しみやすさを感じる。どうせ同じ総合格闘技を観るなら愛嬌のある娘がラウンドガールをやってるZSTにするか。そんな一石二鳥の思惑で観てるファンがきっと多いのだろう。

4.ZSTの女の子の観客は、他の総合格闘技の興行に比べ多い(気がする)から。

どこの団体・興行でも選手の友人関係や職場関係の人たちが多数観に来てたりして、当然女の子の観客もいる。でも特にZSTは、総合マット界において観客の中に女の子の占める割合が多い気がする。それだけ“選手密着型”なのだろうか? 実際にZSTの会場に足を運んで確認してもらえば、一目瞭然だ。

5.ZSTの主要開催場所が、お台場『Zepp Tokyo』でお洒落な感じがするから。

国内アーティストのライブに使用されるお台場『Zepp Tokyo』。ここがZSTの主要開催場所だ。普段お台場に行きたくても行く理由がない。そんな輩でも、『Zepp Tokyo』でZSTが興行を打ってたら、すんなりお台場に行ける。それによくあるプロレス常設会場とは雰囲気が異なり、お洒落な感じなのも良い。そういった点が支持されているのではなかろうか。

6.前田日明スーパーバイザーが時折ZSTに顔を出すから。

ZSTは、ルールやブッキングされた選手、運営スタッフという点から見て、 「リングス系」だ。そういった繋がりからか、実際これまでに前田日明HERO”Sスーパーバイザーが数度ZSTの視察に来た。ドーム級会場での興行ではないのに、生のホンモノの前田日明が近くで見られる。ファン心理としては、これはZSTに行かないと、という気にさせられる。

以上簡単ではあるが、ZSTが総合マット界においてウケてる理由を考察してみた。ZSTはビギナー・ファンでも十分に楽しめると思う。会場では、トランス系の曲が流れてたり、また選手入場前に流れるプロモーション・ビデオが、試合の”薬味”として効いており、未体験の人は一度観戦することをお勧めする。

『マット界をキャプチュード!』編集部註
ZST2007大会スケジュールでは、ZSTの開催場所は、Zepp東京ではなくディファ有明です。

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