総合格闘技ならUFC・PRIDEじゃなくHERO”Sに参戦せよ!

莫大な富をバックに一躍総合マット界のトップに躍り出たUFC。PRIDEを飲み込んだその勢いで、選手達も飲み込みつつある。選手の側もUFC・PRIDEに飲み込まれたい(!?)と思っていたりで、UFCへの一極集中が今後加速されそうな状況だ。

UFC・PRIDEを目指す選手達

最近のマット界の話題の一つに「PRIDEはいつ再開するんだ!」というのがある。これはPRIDEを見続けてきたファンの叫びなのだが、PRIDEを主戦場にしてた選手たちもほぼ同じ思いのようだ。

「PRIDEはやるでしょう。それまでは夏休みでいいよ」

(桜井“マッハ”速人 『GONKAKU』2007 9月号No.4より引用)

「『PRIDE再開』を待ち続けて…。」

(川尻達也×石田光洋 同じく『GONKAKU』2007 9月号No.4より引用)

専門誌の情報では、選手たちの目指す先はUFCかPRIDEばかり。現時点におけるPRIDEの開催はないが、闘うのであればこれまで通りのPRIDEで、もしくはUFCで、というメジャー志向が相変わらず根強くあるのだ。PRIDEの再開時期は未定だからHERO”Sに主戦場を移そう。そんな頭の切り替えがとんと見られないのが、自分からすると不思議でならない。

ドラフト制で辛酸をなめたかつてのプロ野球選手たち

メジャー志向という話が出たところで、野球の話を少ししてみたい。プロ野球にはドラフト制が存在し、各球団の戦力を均一化させる役目がある。こうしたメリットがある反面、選手個人の希望がないがしろにされるという側面も併せ持つ。かつては巨人への人気の一極集中が現在以上に顕著であり、どのアマチュア選手も皆プレーしたいプロ球団といえば巨人であった。

しかし皆が皆、憧れの巨人に入れるわけがない。ドラフト制で巨人以外の球団に仕方なく入らされた選手の方が多かった。ドラフト制で辛酸をなめた選手の方が圧倒的に多かったのだ。

そういった経緯で巨人以外の球団に入った選手は、皆腐ってしまったかというとそんなことはなかった。むしろ「この球団に○○ありき」と言わしめるほどの存在になってやろうじゃないか! 盟主・巨人を負かしてやろうじゃないか! そんなバイタリティに溢れたスピリットで所属球団を盛り上げ、ひいてはプロ野球全体を盛り上げてきたのだ。

今こそUFCじゃなくHERO”Sを目指すべき!

意中の球団である巨人に入団できなかった多くのプロ野球選手たち。今こそ総合マット界もかつての彼らの奮起を手本とすべきだ。UFC・PRIDEじゃなく、あえて俺はHERO”Sを目指すぜ! PRIDEからHERO”Sに主戦場を移すぜ! UFC・PRIDE、何するものぞ! こんな天邪鬼みたいな選手が今後頻繁に現れればいいなと思う。そうすることによって選手自身の株は上がるし、目立つ。そしてさらに日本の総合マット界が再び米国を凌駕できるきっかけになるのではと思う。