反前田日明、反リングス!? ~ハッスル『藤原祭り2007』参戦~

12.7後楽園ホールで行われた『藤原祭り2007』。過去の同祭りにおいては前田日明リングス総帥の来場もあったりで、今回も観に行きたいなと思っていた。ところが今回は、前田日明リングス総帥と対極をなすハッスルとの絡みが話題に。現地での観戦ができなかったが、ネットからの情報を元に感じたことを率直に綴ってみたい。

ハッスルは善良な藤原敏男会長と小林聡氏に近づいた!?

「12月5日、都内・藤原スポーツジムにおける記者会見に、ハッスルのアン・ジョー司令長官、ジャイアント・バボが乱入」というニュースを知ってこう思った。なんで安生なんだよ、なんでハッスルなんだよと。

藤原祭りにハッスルが絡むことが悪いと言っているのではない。絡むことが気に食わないと言っているのだ。

藤原ジム・藤原敏男会長や”野良犬”小林聡氏が了解した上でアングルを構築してるのだろうから、私のような赤の他人がとやかく言う筋合いは、本来ないだろう。

それに以前安生は藤原ジムに練習に来ていたこともあるから、今回の乱入は突拍子もないことではないかもしれない。

しかし一前田日明ファンの立場から捉えた場合、前田日明リングス総帥の“懇親エリア”にハッスルが”楔”を打ち込んだように思えてならないから、言わせてもらうのだ。

藤原会長自身は、マット界の政治力やパワー・バランス的なものに翻弄されるような方ではないし、良い意味でニュートラルだと思われる。

また小林聡氏も自身の本『野良犬 キックボクサー 小林聡の軌跡』(発売/エンターブレイン 監修/小林聡 編&構成/橋本宗洋 定価/1680円(本体価格1600円+税))において、プロレスの事象やプロレスラーの言葉をかなり引用していることから、純粋なプロレス好きなんだなと伺える。

よってこのお二方は善良であるし、ハッスルと絡んだことで悪く言われることはない。けれどもそうした良い人だからこそ、ハッスルが触手を伸ばし近づいたようにも見えてしまうのだ。

藤原敏男会長は第2次リングスに必要な人物

藤原敏男会長は言わずと知れた外国人初のラジャダムナン・スタジアムライト級王座に君臨した偉大な方。その経験により前田日明リングス総帥から招かれ、第1次リングス後期のKOKトーナメントでは審議委員を務めた。

前田日明リングス総帥の第2次リングス旗揚げが実現したら、やはり第1次リングス同様、審議委員を藤原敏男会長が務めることになるだろう。藤原敏男会長も第2次リングスには必要な人物なのだ。そうした信頼関係が藤原敏男会長と前田日明リングス総帥にはあるのだ。

小林聡氏も9月に開催されたリングスファンミーティングに出席し、前田日明リングス総帥と親睦を深めていたのは記憶に新しい。

それゆえに前述したように、藤原敏男会長、小林聡氏及び藤原ジムは前田日明リングス総帥の“懇親エリア”なのだと我々前田日明ファンは認識している。

ハッスルの『藤原祭り2007』参戦は反前田日明、反リングス!?

反前田日明勢力は第2次リングス旗揚げをこころよく思っていない。まして先月『G SPIRITS』(Vol.3 辰巳出版株式会社発行)誌上において、名指しで第2次UWF崩壊の一因は「宮戸、高田のクーデター」と前田日明リングス総帥に言われたのだから、その報復として高田・ハッスルが反前田の行動をとったという仮説が成立しないこともない。

つまり今回のハッスルの『藤原祭り2007』参戦は、反前田日明、反リングスという戦略めいたものに捉えられても致し方ない事件だったと言えよう。