「前田日明 vs アンドレ・ザ・ジャイアント セメントマッチ」は”マット界遺産”だ!

前田日明 vs アンドレ・ザ・ジャイアント セメントマッチ

今年もやって来た、「前田日明 vs アンドレ・ザ・ジャイアント セメントマッチ」のあった日が!

Playboy Interview - 前田日明

この試合の詳細については、昨年の今日、このサイトにて取り上げたので、そちらをご覧になって頂くとして、今回の記事は、過去に一般誌にて前田日明リングス総帥自身が「前田日明 vs アンドレ・ザ・ジャイアント セメントマッチ」について語っていたので、その文章を一部ご紹介。

それは月刊『PLAYBOY』(日本版 No.327/2002-5)における「Playboy Interview - 前田日明」だ。

因みに以下の紹介文における「PB」は月刊『PLAYBOY』(日本版)編集部のこと。

PB
例の”幻のアンドレ・ザ・ジャイアント戦”があるんですよね。あまりの壮絶さにTV放映が中止になったという。
前田
これも突然シングル(戦)が決まったんですよ、しかもノンタイトル。(中略)レフリーの高橋さん(=ミスター高橋氏)がやって来て、アンドレがすごく怒っていると。ロープに振って返らない(当時のUWFスタイル)のはプロレスをバカにしているのかと。(中略)今日はあいつを制裁するためにやるんだと。俺のマネジャーをレフェリーにすると。(中略)それで(アンドレの)控え室に行ったんですよ、ちゃんと話したらわかるだろうって。でも、行ったらいきなり「ゲラウェイ!」と言って、グラスをパーンとやられたんですよ。周りにディック・マードックとか色々いたんですけど、みんなシーンとしちゃって「あー、こいつかわいそうに。今日でおしまいなんだ」って、そんな顔してるんですよ。
PB
前田さんも、さすがにちょっとおかしいなと。
前田
おかしいなと思ってたんですけどね、でもね、そこまでキツイ冗談やってからかうということもあるんで。ギリギリまでいって、実はハハハハみたいなことがあるから。その場であいつビビったなって言われても、みっともないと思って、リングに上がって(ゴングが)カーンと鳴って、ビビらずに行ったんですよ。
そしたらいきなり(アンドレが)全体重を浴びせてきて。変なふんばり方したら、こっちがボキボキっていっちゃいそうな。俺、めちゃめちゃ身体が柔らかかったんです。そのころブリッジしたら、かかとと頭が付きましたし、それぐらい柔らかかったからよかったけど、これ、普通のレスラーだったら、完璧に壊れちゃってるぞ。アンドレ本気なのかな、危ないなと思って。
(中略)
それでも俺はどうにか”プロレス”をしようとしたんですけどね。どうしようもなくて。結局、しばらくして異変に気付いた藤原さん(=”藤原組長”の愛称で知られる藤原喜明氏)が飛んできて「お前なにやってるんだ、このままだったら殺されちゃうぞ、行け!」と言って。それで、ああそうかと。とりあえず、バーっとやっちゃいましたね。
PB
結局やっちゃったんですね。最終的にはノーコンテスト?
前田
最後はアンドレが倒れて動かなかったんですよ。足を相当蹴ったと思いますよ。最終的に(試合時間は)20分ぐらいだったんですよ。

月刊『PLAYBOY』(日本版 No.327/2002-5)
P55~59 PLAYBOY INTERVIEW 前田日明

過去に当サイトでも言及したが、このアンドレとのセメントで前田日明が敗北を喫していたら、その後の新生UWFも生まれなかったし、さらにその後の新生UWF3派分裂もなかった。

当然、新生UWF3派分裂後のRINGS旗揚げもなかったハズ。

前田日明が覚悟を決め、アンドレを大の字にさせたから、今日の総合格闘技があるのだ。

だから「前田日明 vs アンドレ・ザ・ジャイアント セメントマッチ」は”マット界遺産”だと断言する!

「前田日明 vs アンドレ・ザ・ジャイアント セメントマッチ」を後世に語り継いでいかねばならないのだ。

それが前田日明ファンの使命であり、誇りだと強く思う。